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ごきげんなときに書く日記
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 かの有名な精神分析学者、
フロイトは言いました。
___おならぷう。
あっ、ごめん、間違えた。
いえ、もしかしたらフロイトさんもかつて「おならぷう」
という発言をしたかもしれませんけど、
ここで取り上げたいのは「おならぷう」のことではなくてですね、
「無意識は意識よりも大きい存在で、それは人間を動かすもととなっている」
ということなのです。
分かりやすく言えば、
「人は自分の意思で行動していると思っていても、
 その行動は実は自分の意思では制御できない
 無意識という存在によって決定されているのだ!」
ということです、多分。
何だか特に分かりやすくもないですね、どうしましょう。
ええと、まあとにかく人は無意識によって行動しているということです。
ですから、さっきの「おならぷう」も、
僕の無意識が、「今だ、おならぷうと言え!」と、
そういう指令を僕に与えてきたのです。
僕は自分の意思ではどうすることもできず、
ヒィッ、ごめんなさい! という感じでその指令に従ったというわけです。
つまり、悪いのは僕ではなくて無意識君なのです。

 僕の無意識君はなかなかユニークな人物で、
一緒にいるとまあそれなりに楽しいのですが、
たまに、というか頻繁に、逸脱的な行動を起こして僕を困らせるのです。
 
そう、先日も、僕の無意識君はやらかしてくれました。
あれは一週間ほど前、近所のファミレスに昼食を食べに行ったときのことです。

 景気よくドアを破壊して店に突入した僕は、
人差し指を一本立てた「お一人様ポーズ」で
自らの天上天下唯我独尊っぷりをアピールしつつ、店員に席の有無を尋ねました。
すると店員は禁煙席か喫煙席かの二択を僕に迫りました。
僕は何故かそこで若干うろたえつつも禁煙席を選択し、
ホクロから毛の生えた店員に促されて颯爽と窓側の席についたのです。
 一頻りメニューを眺め、
日替わりランチなる素敵メニューの存在を発見するやいなや、
僕は猫まっしぐらそれを注文しました。
するとどうでしょう、日替わりランチは日曜と祝日には
やっていないというではありませんか!
その瞬間僕の怒りは頂点に達しました。
いわゆるキレやすい若者です。
「何だと! 俺はこの店を貴様の親父の代から知っているが、
 先代は今のように人の足元を見た商売をする男じゃなかった。
 唐山先生、帰りましょう。やはりここに来たのは無駄だったようだ。」
僕はそんな美味しんぼ的台詞を脳内で再生させながら、
「あ、そうなんですか、
 じゃあ目玉焼きハンバーグとライスセットで。」
と、ごく普通に目玉焼きハンバーグとライスセットを注文したのです。

 さぁ、ここまでは特に逸脱的な行動はとっておりません。
無意識君も、実に常識的に振舞ってくれています。すばらしい。
しかし問題はここからなのです。
注文してから料理が届くまでの、その所在無い時間に、
悪魔の囁きとも言うべき恐ろしい考えが
僕の無意識下で着々と進行していたのです。

 気がつけば僕の喉はカラカラでした。
いえ、ポケモンのカラカラではなくて、
僕がとても水分を欲していたということです。
目の前にはお冷やがありました。
まさに手を伸ばせば届く距離です。
しかも、それは僕のお冷やであったので、
僕は、そのお冷やを飲んでも全く差し支えないのです。
僕はお冷やを飲もうとします。
だがしかしどうしたことか!
僕はスプーンを手に取り、そのスプーンでお冷やを掬って、
あたかもスープか何かを飲むかのように
スプーンでお冷やを飲んでしまったのです。
その瞬間、僕はハッと我に返りました。
そしてゆっくりと顔を上げ、
シマッタ! と思いました。
僕の向かい側の、少し離れたところに座っていたおっさんが、
「うわーあの人スプーンでお冷や飲んでるよ変態だ」
といった面持ちで、僕の方を見ているではありませんか!
全てがうまくいっていたのに、ここに来てこの大失態!
僕は今後「スプーンでお冷やを飲んだ男」として生きていかなくてはならないのです。

 …嗚呼しかし皆様。
このテキストを読んでおいでの皆様。
どうか僕に救いの手を差し伸べてください。
つまり、
今から「スプーンでお冷やを飲む」ということを流行らせようと。
皆様に、なるべくお冷やはスプーンで飲んでいただくようにしていただいて、
そうすればスプーンでお冷やを飲む人の割合が世界的にも増えていくわけですから、
何かこう、スプーンでお冷やを飲むことは流行の最先端になるはずなのです。
そうなれば、僕は流行を先取りしたオシャレな人間ということになります。
最初は僕が体験したように、
周囲から奇妙な目で見られるかもしれません。
しかし新しい発想というのは得てしてそういうものです。
数々の苦難もありましょう。が、必ず認められるときは来る!
僕と、このテキストを読んでいる皆様とで、
ひとつ世界の流行を作ってみようではありませんか!

・・・あれぇ、どうして首を縦に振りませんか。

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